ニュースを「避ける」人が世界中で増加、「落ち込む」など理由に ウクライナや中東情勢が影響か 日本では2割が“ニュース疲れ!!

ニュース疲れとは?


ニュース疲れとは、近年増加している、ニュースを積極的に避けるという現象を指します。


オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所が47か国を対象に行った調査によると、
2024年2月時点でニュースを「避けている」と回答した人は39%に達し、
2017年の調査から10ポイント増加しています。

 

主な理由としては、以下のようなものが挙げられます。

 

ネガティブなニュースが多い: 戦争、テロ、災害などのネガティブなニュースが多く、
見ているだけで心が疲れてしまう。


24時間いつでもどこでも情報に触れる: スマートフォンなどの普及により、
常にニュースに触れる状態になり、情報過多になっている。

 

SNSでの情報拡散: SNSでは、真偽不明の情報や扇動的な情報も多く拡散され、不安をあおる。


メディアへの不信感: 一部のメディアの偏った報道やセンセーショナルな報道によって、
メディア全体への不信感が高まっている。

 

ニュース疲れは、以下のような影響を及ぼす可能性があります。

 

ストレスや不安の増加: ネガティブなニュースを多く見ることで、ストレスや不安を感じやすくなる。


社会への無関心: ニュースから遠ざかることで、社会問題への関心が薄れてしまう。


情報の偏り: 特定の情報源しか見ないことで、情報の偏りが生じてしまう。


ニュース疲れを防ぐためには、以下のような対策が有効です。


情報源を絞る: 信頼できる情報源を選び、偏った報道に惑わされないようにする。

 

ニュースを見る時間を制限する: 1日に見るニュース時間を決め、時間を守るようにする。


ポジティブな情報にも触れる: ニュースばかりではなく、趣味や娯楽など、
ポジティブな情報にも触れるようにする。

 

人と話す: ニュースに関する考えや気持ちを人と話すことで、気持ちが整理される。

 

ニュース疲れは、現代社会における深刻な問題の一つです。情報との付き合い方を見直し、
心身の健康を保つことが重要です。

 

日本におけるニュース疲れ


調査によると、日本でも2割の人がニュース疲れを感じていることがわかっています。


特に、若い世代ほどニュース疲れを感じやすい傾向があります。


ニュース疲れの背景には、日本特有の事情もあると考えられます。

 

例えば、日本のメディアは政治や経済問題を中心に報道することが多く、
海外に比べて明るいニュースが少ないという指摘があります。

 

また、近年はSNSでの情報拡散が活発化しており、真偽不明の情報や
扇動的な情報も多く飛び交っています。


こうした状況も、ニュース疲れに拍車をかけていると考えられます。

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